最近は新型コロナウイルスの影響で、イベントや旅行が難しくなっていて残念です。
本当はゴールデンウィークや冬のコミケに参加しようと思っていたのですが、残念ながら両方とも中止となってしまいました。
そんな状況なので、今回はちょっとした話をしようかと思います。

PhotoshopやIllustratorで有名なAdobe(アドビ)は、Acrobatというpdfファイルの編集ソフトも出しています。
無料のAcrobat Readerとは異なり、PDFファイルの編集やOCR(文字認識)、ページの挿入、抽出、さらにPDFファイル自体の結合などを行うことができます。
PDFというファイル形式はAdobeが開発しているものなので、いわゆる純正ソフト的な感覚で個人的にはとても使いやすいです。
私は昔購入したスキャナーに付属していたものを長く使っていたのですが、少し前に誤ってアンインストールしてしまい、インストール用のディスクやシリアル番号の行方もわからず途方に暮れていました。
最近のAdobeはPhotoshopやIllustratorなどのソフトを全て月額・年額制(サブスクリプション)で提供しており、そのラインナップにはAcrobat(Acrobat DC)も含まれています。
正直言って継続的に払い続けるのはかなり厳しい金額で困っていたのですが、このAcrobatだけは永続版(買い切り版)が今年の6月に最新版が発売されていたことを以下のブログ記事で知りました。
Acrobat 2020がでている

ブログ記事で知ったことからもわかる通り、Adobeの公式ページには永続版にたどり着く導線がほぼ無い(普通にたどり着けるAcrobatのページにはサブスクリプション版しか掲載されていない)のですが、ページ左下の「すべての製品を見る」から「Acrobat Pro 2020」と「Acrobat Standard 2020」を探すことができます。「Acrobat Pro DC」と「Acrobat Standard DC」はサブスクリプション版なので間違えないようにしてください。
製品内容の詳細や、標準版のStandardと高機能版のProの違い、それにパソコンの必要スペックなどはAdobeの以下のページをご覧ください。私は標準版の機能で十分なのでStandardを購入しました。
Adobe Acrobat 2020 についての FAQ
新機能の概要 | Acrobat Pro 2020、 Acrobat Standard 2020
必要システム構成 | Acrobat Pro 2020、Adobe Acrobat Standard 2020

永続版も決して安い値段ではありませんが*1、Proで4年、Standardで3年以上使えばサブスクリプション版より安くなります。公式サポートも2025年6月までの5年間ですので、サポートを受けながら長く使うことが可能です。
例えばイラストを描かれる方がAdobeのソフトを複数使用する場合は、サブスクリプション版の全部入りプランを使うと思うのでAcrobatの永続版を購入する意味は薄いですが、Acrobatしか使わず、かつ現在使っている機能を末永く使っていきたい、という場合には、永続版も有力な選択肢ではないかと思います。
なお、理由は不明ですが、アメリカ在住者(アメリカにクレジットカードなどの住所がある人)の場合は半額くらいで購入できるようです。詳細はAmazon.comの製品ページなどを参照してください。


*1直前のバージョンであるAcrobat 2017を持っている場合はアップグレード版が少し安く買えます。